10年前の転職、勢いだけで突っ走った結果…えらいことになった話

10年前のあの日、

私はもう、

いてもたってもいられへん

状態やったんです。

当時の仕事、まぁまぁ安定はしてたけど、

なんかこう、毎日が同じことの繰り返しで、

刺激が足りんように感じてたんですね。

関西の片田舎で生まれ育った私やから、

都会への憧れみたいなもんもあったんかな。

毎日、満員電車に揺られながら、

窓の外をぼーっと眺めては、

「このままやったら、あかん!」

って焦ってたんですわ。

そんなある日、

ネットで見つけた求人広告に

目が釘付けになったんです。

「未経験者歓迎!」

「あなたの可能性を最大限に引き出します!」

みたいな、

ええことばっかり書いた

広告やったんですけど、

なんかもう、

その言葉に吸い寄せられるように、

応募ボタンをポチって押してもうたんです。

その会社は、東京にオフィスがある

IT系のベンチャー企業で、

なんかこう、

キラキラしたイメージがあったんです。

当時の私は、そのキラキラ感に

完全にやられてもうてたんやと思います。

それからはもう、

トントン拍子やったんですわ。

書類選考も面接も、

なぜか予想以上にスムーズに通って、

あっという間に採用通知が届いたんです。

周りの友達や家族には、

「ええやん!すごいな!」って言われたけど、

内心は、「ほんまに大丈夫かな?」って、

ちょっと不安やったのも事実です。

けど、あの時の私は、勢いがすごくて、

不安も全部吹き飛ばすくらいの

気持ちやったんですわ。

「なんとかなるやろ!」って、

根拠のない自信だけは、

めちゃくちゃあったんです。

後から思えば、

これが失敗の始まりやったんやろうけど、

当時はそんなこと、

これっぽっちも思ってなかったんです。

今思えば、

もっと慎重に考えるべきやったんやけど、

当時の私は、早く今の環境から

抜け出したい気持ちでいっぱいでした。

まるで、ぬるま湯に

浸かってるみたいに感じてて、

もう、熱いお風呂に飛び込みたい!

みたいな気分やったんです。

だから、深く考えずに、勢いだけで、

転職を決めてもうたんです。

それが、後々に大変なことになるなんて、

想像もしてなかったんです。

今、こうして振り返ってみると、

あの時の私は、ちょっと

舞い上がってたんやろうなと思います。

東京のITベンチャーで働く自分を想像して、

めっちゃワクワクしてたんです。

けど、現実はそんなに甘くなかったんです…

まず、私が転職したIT系のベンチャー企業は、

東京のど真ん中にありました。

オフィスは、めっちゃオシャレで、

カフェみたいな空間やったんです。

面接に行った時も、

「ここで働きたい!」って思ったんですけど、

実際に働き始めると、

想像とは全然違うことばっかりやったんです。

まず、一番驚いたのは、

会社の雰囲気でした。

面接の時は、みんなフレンドリーで、

めっちゃ仲良さそうやったんですけど、

実際は、ピリピリした空気が

いつも漂ってたんです。

常に納期に追われてて、

残業も当たり前。

社員同士のコミュニケーションも、

必要最低限で、

お互いに助け合う雰囲気も

全然なかったんですわ。

私の部署は、システム開発を担当する部署

やったんですけど、

そこで働く人たちは、

みんなプロフェッショナル意識が高くて、

常に新しい技術を学ぼうとしていました。

けど、当時の私には、

ITの知識も経験もほとんどなくて、

周りの人たちについていくのが、

ほんまに大変やったんです。

入社してすぐに、

社内研修があったんですけど、

そこで使われる専門用語とか、

技術的な内容が、

全く理解できひんかったんです。

毎日、必死で勉強はしてたんですけど、

なかなか追いつけへんくて、

焦りばっかり募ってました。

周りの同期入社の人は、

みんなスムーズに課題をクリアしていくのに、

私だけが、いつも置いてけぼりを

食らってる状態やったんです。

担当の先輩社員も、

最初は丁寧に教えてくれたんですけど、

私がなかなか理解できひんかったからか、

だんだん態度も冷たくなっていきました。

質問しても、

「自分で調べて!」

って言われることが多くなって、

誰にも頼ることができひんかったんです。

毎日、オフィスに行くのが、

ほんまに憂鬱で、

会社に行くまでの道のりが、

すごく長く感じてました。

仕事の内容も、

私が想像してたものとは、全然違いました。

キラキラしたベンチャー企業で、

最先端の技術に触れながら、

自由に仕事をするイメージやったんですけど、

実際は、毎日同じような作業の繰り返しで、

全然面白くなかったんです。

それに、常にプレッシャーを感じてて、

精神的にも、かなり参ってました。

残業時間が長かったのも、

しんどかったですね。

毎日、終電ギリギリまで働いて、

家に帰ってからも、

仕事のことが頭から離れへんくて、

ゆっくり休むこともできませんでした。

睡眠不足で、いつも体がだるくて、

体調を崩すことも何回かありました。

それに、東京での生活も、

想像以上に大変でした。

田舎で育った私にとって、

東京は、人が多すぎるし、

毎日、時間に追われてる感じで、

全然落ち着かへんかったんです。

家賃も高いし、

生活費もかかるし、

経済的にも、かなり苦しかったですね。

友達も、なかなかできひんかったんです。

会社の人は、みんな忙しくて、

プライベートで遊ぶような時間もなかったし、

休日も、疲れて、

家でゴロゴロしてるだけでした。

地元にいた頃は、

気軽に会える友達がいっぱいおったのに、

東京では、一人ぼっちで、

寂しい毎日を過ごしてました。

この転職は、私にとって、

なかなか辛い時期でした。

毎日、自分の無力さを感じて、

自信を失ってました。

周りの人たちと比べて、

自分だけが、全然ダメなんやと思って、

落ち込んでました。

転職するっていう決断を、

めちゃくちゃ後悔しましたし、

過去の自分を責め続けました。

けど、この経験があったからこそ、

私は、自分の弱点とか、

苦手なこととかを、

しっかり認識することが

できたんやと思ってます。

そして、それを克服するために、

努力する大切さも学びました。

あの時、私が感じた感情は、

ほんまに複雑やったんです。

まず、一番大きかったのは、

後悔の気持ちでした。

「なんで、あんなに勢いだけで

転職してもうたんやろう」って、

何度も何度も思いました。

もっと慎重に会社のことを調べて、

自分のスキルとか

適性をしっかり見極めてから、

転職を決めるべきやったと、

深く後悔しました。

それと同時に

自分に対する情けなさも感じてました。

せっかく転職したのに、

全然仕事についていけへん自分に

腹が立ってきました。

もっと努力せなあかんのに

何もできひん自分に、失望しました。

自信を失って

毎日、自己嫌悪に陥ってました。

不安も、常に付きまとってました。

このままこの会社で

働き続けられるんやろうかとか、

この先どうやって

生きていけばええんやろうかとか、

将来に対する不安で

押しつぶされそうでした。

毎日、眠れへん日もあって

精神的にも、かなり追い詰められてました。

それから、孤独感も感じてました。

友達も家族も、遠く離れた故郷にいて、

頼れる人は誰もいなかったんです。

東京で一人ぼっちで、

毎日、辛い日々を過ごすうちに、

心がどんどん荒んでいきました。

地元に帰りたい気持ちも

毎日、募っていくばかりでした。

でも、そんな中でも

少しだけ希望の光があったんです。

それは、このままでは

あかんという気持ちでした。

このまま落ち込んでるだけでは

何も変わらへん。

なんとかして、この状況を打破せなあかん。

そう強く思ったんです。

この経験を通して、

自分の弱さを認めることもできたと思います。

それまでは、自分のことを

できる人間やと思い込んでた部分が

あったかもしれません。

けど、この失敗を通して

自分の未熟さを痛感しました。

そして、自分の弱さを認めることで

それを克服するために

努力する勇気も湧いてきました。

もちろん、この経験は、私にとって

辛い思い出しか残ってないかもしれません。

けど、この経験があったからこそ

今の私は、自分のキャリアを

真剣に考えるようになったし

自分の人生を

自分の手で切り開いていく覚悟もできました。

この出来事が持つ意味は、私にとって

ほんまに大きかったと思います。

まず、何よりも転職活動は、

慎重に進めるべきやということを

身をもって学びました。

勢いだけで転職を決めてしまうと

後で大変なことになる

可能性があるということを痛感しました。

転職先の会社を選ぶときは

待遇とか、会社の規模とかだけでなく

社風とか、仕事内容とか、自分の適性とか

いろんなことを考慮せなあかん

ということも学びました。

事前に、会社の情報をしっかり調べて

社員の方に話を聞いてみたり

可能であれば

職場見学させてもらったりすることも

大切やと思います。

それから、自分のキャリアプランを

しっかり考えることの大切さも学びました。

自分の強みとか、弱みとかを分析して

自分が本当にやりたいことを見つけて

それに向かって計画的に行動することが

重要なんやなと思いました。

そして、一番大きな教訓は

失敗を恐れずに、挑戦することの大切さです。

もちろん、失敗は

辛いし、落ち込むこともあるけど

そこから学ぶことは

たくさんあるんやと思います。

失敗を恐れて、何もしないよりも

たとえ失敗しても、そこから立ち上がって

前に進むことが、大切なんやと

この経験を通して学びました。

それに、自分の弱さを

認めることの大切さも学びました。

自分の弱さを隠したり

見ないふりをしたりするのではなく

自分の弱さを認めて

それを克服するために努力することが

成長につながるんやと思います。

この失敗経験は、私にとって

大きな試練やったと思うけど

この試練を乗り越えたからこそ

今の私がいるんやと思います。

この経験がなかったら

私は、きっと

自分のキャリアについて

真剣に考えることもなかったし

自分の弱さを克服しようと

努力することもなかったと思います。

この出来事は、私にとって

人生の大きな教訓を教えてくれた

かけがえのない経験やったと思います。

この経験を無駄にしないように

これからも、

自分のやりたいことを実現するために

努力を続けていこうと思っています。

そして、このブログ記事を通して

私の経験が

誰かの役に立てたら嬉しいなと思います。

同じように、転職で悩んでる人や

過去の失敗で落ち込んでる人がいたら

私の経験を参考にしてもらって

少しでも元気を出してもらえたら

ほんまに嬉しいです。

勢いだけで転職した10年前の私、

ほんまにアホやったなぁと思うけど

それもこれも

今の私を形作る大切な一部。

失敗しても、そこから学んで

前を向いて歩いていきましょ!

きっと、未来は明るいで!

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